- 2009-02-23 (月)
- 疲労回復とにんにく注射
今、巷で話題のにんにく注射について調べています。
調べてみて思うに、実際ににんにく注射を打ったことがある人はそう多くはないのでは?
にんにく注射……響きだけだと何となく元気になれそうですが、同時に、どんな成分からできているのか気になって、躊躇している人もいるのではないかと思います。
そこで、にんにく注射の成分について調べてみました。
にんにく注射は、にんにくをおろしたりつぶしたりして抽出したエキスを注射する……のではありません、あたりまえですね。
名前からだとどうしてもそんな感じのものを想像してしまいますが、にんにく注射はにんにくから抽出したエキスではなく、化学的ににんにくに似た成分の液体を作り出し、それを注射するのだそうです。
まあ、にんにくに限らず、何らかの成分というのは元々は化学物質でしょうから、同じような成分は合成できる、ということですね。
で、肝心のにんにく注射の主成分は何かというと、ビタミンB1です。
ビタミンB1は疲労回復に効果があるとされ、にんにくはもちろん、豚肉などにも多く含まれていますよね。
ではなぜ、「にんにく注射」と呼ぶのでしょうか?
それは、注射液がにんにくの匂いがするから「にんにく注射」というのだそうです。
にんにくの匂いの素は「アリシン」という成分なのですが、このアリシンが注射液に含まれていると、当然、にんんくの匂いがする、そういうわけです。
病院によっては、アリシンを含まないにんにく注射もあるようです。
にんにく注射の成分は「これ」と決まっているわけではなく、病院によってどの配合は違っているのです。
仮にアリシンが含まれているにんにく注射を打たれても、匂いは注射を打たれている時に、少しだけ感じることができる程度のようで、注射した後は体内にあるので他の人ににんにく臭いと思われるようなことはないということですの、その点はご安心を。
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