- 2008-10-06 (月)
- 体脂肪率について
私は体脂肪率の測定というものは、毎日私が自宅の体脂肪率計で測定しているように、正式に測定する場合も精度の高い同じような装置を使うのだろうと思っていました。
ところが、調べてみると体脂肪率の測定については、いろいろな方法があり、大がかりなものとしては「水中体重秤量法」、「空気置換法」、ゴールドスタンダードといわれる「二重エネルギーX線吸収法(DXA,DEXA)」、「キャリバー法」などによりほぼ物理的に測定する方法と、皮下脂肪厚法などの簡易測定法などがあるのだそうです。
名称だけではチンプンカンプンですよね。
こういうときは、ウィキペディアが便利ですので、それぞれの方法について調べてみました。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』2008年8月10日 (日) 10:44版によれば、
(引用ここから)
1.空気置換法
密閉された装置内に入り、空気の圧力変化を測定して身体密度を計測する方法。水中体重秤量法とほぼ同じ原理に基づき、比較的正確な測定方法で、かつ測定が簡便で苦痛を伴わない方法である。大相撲の力士がこれによって測定していることが知られている。米Life Mesurement,Inc社の「BOD POD」という装置が有名。
2. 二重エネルギーX線吸収法(DXA,DEXA)
二種類の異なる波長のX線を全身に照射し、その透過率の差から身体組成を計測する方法。本来骨密度を測定する方法だが、体脂肪量や筋肉量の測定精度も高く、近年は水中体重秤量法に代わって測定方法のゴールドスタンダードとも言われている。 なお、DXAまたはDEXAは「Dual Energy X-ray Absorptiometry」の略。
3.皮下脂肪厚法(キャリバー法)
皮下脂肪厚計(キャリバー)を用いて、皮下脂肪の厚さを測定し、その後計算式に測定値を代入して計測する方法。簡便な方法であるが、皮下脂肪の分布には個人差があり、そこで誤差が生じること、計測にある程度技能が必要なこと、内臓脂肪の測定ができないこと、といった欠点がある。
(引用ここまで)
ということで、どの方法もなんだか大掛かりで、個人が毎日チェックしたりするにはとても現実的ではないですね。
そこで、現在では生体インピーダンス法といわれる方法が用いられています。
これは、人体に微弱な電流を流して生体インピーダンスから体脂肪率を推定する方法で、市販されている体脂肪率測定装置の標準的な方方になっています。
しかし、この生体インピ-ダンスを用いる方法にも次のような弱点があります。
1.体調などの影響
2.測定装置の体脂肪率ノウハウの差
3.筋肉質の人と一般の人ではインピーダンスが異なる
4.ペースメーカーを使用している人は使用できない
などですが、私が毎日使っていて実感としては、夏などで足の裏に汗をかきがちな時期には、若干高めになるような気がします。
そんなわけで私の場合、この値を過信するのではなく、ひとつの目安として毎日増えているのか減っているのか位で見ています。
若干の上下はあっても、平均的な値を大きく触れなければ気にしないというスタンスです。
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